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執筆者の写真Koji Kishita

令和に現われた砂の女


砂の女

砂丘で女性を撮るときは、戦後文学の象徴でもある安部公房の「砂の女」のイメージが欠かせません。映画では岸田今日子さんが主演され、ロケは浜岡砂丘で行われました。 砂の女には戦中、戦後の不条理が物語の根底にありますが、その不条理がまさかまさか令和の時代にマスク社会として現れるとは思いませんでした。

いまだにマスクをしている人は砂の女に囚われ、砂の穴で生きている男と同じ。

そして津波の恐怖に怯え、身の丈以上の防潮堤を海岸に張り巡らせた街で生きる私たちもまた同じです。

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